看護師として働く上で、大都市で働くのか、地方で働くのかといったことが1つの問題となります。
看護師の待遇を直接的に決めているのは各病院ですが、それぞれの病院は基本的に地域からのサポートを受けています。
そのため、サポートを充実させている地域の病院の方が、好待遇で働ける可能性が高いと言えるでしょう。
つまり、待遇の良い病院を探すということであれば、財政状況の良さそうな大都市の病院の方が良いということになります。
そこに、病院の地域格差が生まれているのが現状です。
しかし、大都市の病院にメリットがあって、地方の病院にはメリットがないのかというと、決してそんなことはありません。
地方の病院は大都市の病院に比べて患者さんの数が少ないですが、その分患者さん一人ひとりを手厚く看護しやすいというメリットがあります。
また、自然環境の整ったところで働きたいという方にとっても利点は多いと言えるでしょう。
待遇面では大都市の病院に劣る可能性が高いですが、地方ならでは魅力は豊富に存在しています。
働く場所を決める際には、単純な都会と地方という違いでは決められない部分もあります。
簡単に言うと、地方であっても待遇の良い病院があったり、都会でも少ない患者さんを手厚く看護するタイプの病院があったりするということです。
その点を踏まえ、単純な地域格差以外の部分まで含め、大都市と地域の病院を徹底比較する必要があります。